今日から秋のお彼岸
今日は、
近くにある谷中墓地には、お墓参りに訪れる人々で駅の周辺はかなり賑わうだろう。
今日から秋分の日を中心として、その前後三日、合わせて七日間のお彼岸であるから。
宗教、宗派によって異なるが
一般的に、この期間、お寺では法要が行われ、家庭ではお墓参りなどをする。
まあ、このぐらいなら、誰でも知っている常識だが、
ここで、お許しを頂くことを前提に、
ちょっとだけ知ったかぶりをしよう。
お彼岸とは、
仏教用語で「向こう岸」と言う意味、
いわゆる極楽浄土をさすこと。
なら、
この世のことは、「彼岸」の対語である「此岸(しがん)」にあたり、
「こちらの岸」という意味、いわゆる、娑婆のことをさす。
そう、私たちが今、生きている今生、現世、今世、のことを意味する。
ちなみに、
この時期に先祖供養をするのは日本だけの習わしであるが、
家族行事の「しきたり」として捉え、積極的な参加型になってみるのは
いかがかなと思う。
回を積み重ねるうちに、知らず知らず
家族史は綴られ、絆は深くなっていくだろうから。
大きな巨木の年輪のように…